漫才劇場研究室

毎週水曜12:00~お笑いファンが主に漫才劇場(マンゲキ)や前身の5upよしもと・baseよしもとの芸人、その出演番組について語ります。

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バツウケテイナーとかいう番組【アキナ・和牛・アインシュタイン】

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

大抜擢からのブレイク

よしもとサンサンTV」に始まり、「笑い飯・千鳥の舌舌舌舌」、「笑い飯のおもしろテレビ」と続いたサンテレビの火曜22時台の枠を30分に縮小して2016年4月にスタートしたのがこの番組。

 

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当時、劇場で人気だったユニットの大抜擢であり、その後、全組が関西でのブレイクや東京進出を果たした。

 

アインシュタイン・河井の働きかけで始まったユニットだが、彼のプロデュース力には光るものが存在するようだ。

 

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よしもと漫才劇場の収録が基本だが、3組とも多忙になりつつあったことは前提として、和牛の東京進出や、アインシュタインも進出していない段階ではあるものの、東京の仕事が増え出した頃には、メンバーの地元で1日かけて収録したロケを30分ずつに編集して放送することが常態化した。

1つのロケが3か月の放送に及ぶこともあった。

 

視聴率の問題ではなく、メンバーが売れて、収録が難しくなるという理想の終わり方である。

 

番組は2020年3月に終了し、翌月からは「さや香ラニーノーズネイビーズアフロバツウケテイナーR」として、スタートした。

 

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内容

番組レフェリーという審査員1名が冒頭に登場し、その企画の最後に最もダメだったメンバーを名指しし、罰ゲームが執行されるというもので、レフェリーはモンスターエンジン・西森やスマイル・瀬戸、藤崎マーケット・田崎など、漫才劇場の前身である5upよしもとの卒業組が務めた。

 

レフェリーにはお決まりのノリがあり、上述の3人で言うと、西森は旗を観光用に見立てて登場し、瀬戸は登場とともにアゴいじりをされ、「アゴから離れて」とツッコみ、舞台上から瀬戸以外いなくなり、田崎はしきりに「和牛!」と言いたがり、

そのまま罰ゲームが和牛に決定してしまうというもの。

 

番組の知名度をアップさせたのが、替え歌の企画で、稲田の替え歌がTwitter上で拡散された。

 

番組では、その回の企画の間に漫才劇場メンバーの持ち込み企画を敢行するコーナーが中期まで存在した。

 

続編のバツウケテイナーRでは、メイン企画として度々放送されている。

 

最終回も3組のロケが放送され、番組中に藤崎マーケット守谷日和による

「ホッケヒライテイナー」のロケ隊に遭遇する仕込みがあった。

 

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千鳥かまいたちアワーとかいう番組

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

絶好調の組み合わせによる初レギュラー

今や飛ぶ鳥を落とす勢いの千鳥とかまいたちが好き勝手やる待ちに待った番組で、放送は日本テレビ

 

2021年の1月に日曜23:25で「千鳥vsかまいたち」夢のコラボが実現したが、同月末にレギュラー放送を開始したのは日曜12:45の関東ローカルで1クールだけと

大変期待を裏切るものだった。

 

ちなみに、同枠は現在、かまいたち司会の超無敵クラスが放送されており、こちらも当初は全国放送だったが、関東ローカルに格下げとなっている。

 

放送終了翌月に土曜23:30で再度、特番が放送され、優香とともに学校コントを敢行した。

 

半年後の2021年10月に同枠で「千鳥かまいたちアワー」へと名前を変えて、ようやく全国ネットでのレギュラー放送が開始されたが、

ゲストにスポットライトを当てた内容に変更。

 

二組が好き勝手する内容は変わらないものの、時間帯の都合上は仕方ないか・・・と一度は諦めたが、2022年に入ってからは再び、メインの二組だけで完結する企画が増えた。

某番組を思い出す。

 

某番組とは、2019年10月に始まった関西テレビ「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!」である。

 

この組み合わせにもかかわらず、お笑いではなく、ゲストとのトークに焦点を合わせた番組であり、1年3か月で「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」にリニューアルされた。

 

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ちなみに、同番組にかまいたちは準レギュラーとして出演しており、好調なのか、フジテレビは別枠で「千鳥の鬼レンちゃん」なる番組を千鳥とかまいたちでスタートさせている。

味占めすぎ。

 

企画

千鳥かまいたちアワーの話に戻るが、2022年に入ってからは毎回、スタジオで4人のうちの1人による持ち込み企画が敢行される。

 

複数回放送されているもので言えば、カンペを含めすべてをジャンボにして行われるジャンボ対決や、素人スター発掘オーディション、夜もヒッパレ復活企画、バカップル該当調査など。

 

素人スターは特に当たり。

 

やはり、テレビの素人芸は面白い。

 

また、23時台レギュラー初回の菅田将暉ゲスト回、山内が浮気している瞬間に彼女が家に来てしまい、ドアノブを下から抑えることで危機を回避した思い出を再現したシーンや、水卜アナをゲストに、濱家の「ZIP!」立ち回りを考える回、本田翼が割りたいくす玉をメンバーが割ってしまう回など、上述のがっかりした時期にもしっかりと見どころはある。

 

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隣人とかいう芸人【橋本市民球場・中村遊直】

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

彗星のごとく現れた

ytv漫才新人賞の選考会で突然現れ、そのまま決勝へ進出して優勝したコンビ。

 

当時、中村と橋本市民球場だったが

誰やというよりなんやその芸名は。

 

ytvの決勝で披露したスカイダイビング等、ネタの一部を切り取った画像が出オチと化すコンビである。

 

また、スカイダイビングは2021年の2月28日に漫才劇場の公式チャンネルで公開されたものと、その3日前に放送された決勝戦ではものが違う程に改良されている。

 

公式で収録して、公開されるまでの短い期間で決勝があり、さらにその間で改良を重ねたことになる。

 

優勝後

「あさパラ!」や深夜のドッキリ特番、優勝特番「隣人の〇んじん」など、読売テレビは機会があれば使ってくれているが、優勝特番での密着によると

週5日あった休みが3日になったらしい。

 

民間ならホワイトである。

 

ちなみに、その日はお昼のネタ出番の後、仕事がまったくなかった。

 

さらに、結成当初にネタ合わせをしていた喫茶店を紹介するとして、向かったものの

更地になっていた。

 

また、同番組では代名詞となったスカイダイビングのネタを実際に空から飛び降りながらやるという企画が敢行されたが、

二人ともストレスでタバコが止まらなかった。

 

ドッキリ特番に出演した際、鬼のように当たりの強いふりをしたハイヒール・リンゴにモノボケを何度も要求されるという場面があったが、中村はビビり散らしていた。

 

2022年にはNHK上方漫才大賞の決勝にも出演し、なんとコントを披露。

勝手に漫才しかせへんと思ってた。

 

刑事がゴリラと会話をするネタ。

 

Aグループのトップバッターとして登場し、滝音が勝ちぬき、納得はいくものの、雰囲気は好き。

 

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他にも毎日放送オールザッツ漫才」など、ネタ番組に出演し、主に漫才を披露している。最近、よく披露されるのはキャンプのネタ。

 

あと、たまに関西テレビ千原ジュニア」の座王にも出ている。

 

この番組で披露された橋本の一発ギャグ、タイヤあらへんは番組史に残る名場面である。

 

タイヤあらへんのリズムはカーポートマルゼンのCM。

動きのキレで笑う。

 

改名についてだが、Twitterで芸名大喜利をしていた中村が社員に怒られ、中村遊直(ショートライナー)に改名したようだが、読みにくく、漫才劇場の紹介文でも読み方について触れられている。

 

ネタの特徴的に、全国ネットの番組で披露したらすぐ売れそう。

 

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かまいたちの掟とかいう番組Ⅴ【#16~19】

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

TVerで特別賞

関東・関西のキー局・準キー局以外で製作されている番組で最も総再生回数が多かったことから、特別賞に輝いたらしい。

 

1時間スペシャルもやったらしい。

 

が、関テレでの放送が遅れ放送過ぎて、そこまで至っておりません。

 

なんなら、ゴールデンスペシャルは遅れでも放送なかった。

 

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#16 サバゲー

濱家の番組衣装が迷彩服であるという理由だけでサバゲ―に挑戦。

 

工場を再利用しているようだ。

 

2人で試合も含め練習。

山内「テレンス・リーさんが言ってた。勇気のあるヤツからやられる」

 

チーム戦として、店の常連である小柄女子×2と対戦する。

山内「よろしくお願いしま・・・」

屁「ブッ!」

 

濱家が当たったか微妙なのを無視しながら続行するも・・・

ボコボコにされる。

 

山内曰く、まだ本気を出していないらしく、再戦となるが・・・

ボコボコにされる。

 

濱家がカメラのせいで居場所がバレてると主張し、目線カメラのみでやってみると・・・。

 

さらに、スペシャルゲストも登場。

山内の親父と弟。

 

弟の自爆シーンと親父による乱射シーンは必見。

 

#17 第2のゾンかま探し

#2で盛り上がった「ゾンかま」に続くゲームを同メーカーのケンビルから探す。

山内「掟で売り切れたというよりは、この番組が買い占めた」

 

ゲストに#2以来の出演であるホワイエピッコリーノの店長、池田さん。

 

ケンビルの社長がリモートで出演し、いくつかゲームを紹介する。

 

まずは「みんなで本をもちよって」。

 

カードに書かれたお題に対する答えを、予め選んだ本の中から探すというもの。

 

つまり、大喜利を本に答えてもらう。

 

出演者が喋るのを忘れる。

 

他に、引いたカードに創作で話を足して重ねていく(順番なし)のを繰り返しながら2分続け、1枚ずつ交代でめくりながら、覚えているかを確認していく「ドリームオン!」をしてみたりするが・・・。

 

収録時間は残り僅か

結局、流れはゾンかまに。

 

すぐに負けた店長が

店長「ちょ待てや」

 

さらに、もう1試合。

 

ゾンかまいたちの製作も匂わせて終了。

 

#18・19 第1回掟-1グランプリ

いわゆる素人スター発掘だが、漫才をやってもらうM-1的なノリ。

 

相方にお荷物疑惑のある漫才師や夫婦漫才などが披露された。

 

この企画で活躍した面々は忘れた頃に登場するようになる。

 

いろいろあったはずなのに

何も覚えていないのは何故だろう。

 

同じような企画が後にもあり、ごっちゃになっていると思われる。

 

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漫才劇場メンバーの卒業について

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

8年ぶりの卒業

2022年7月末をもって、コンビ結成16年目以上あるいはピンとなって16年以上のコンビが卒業する。

 

卒業するのは、青空、ヘッドライト、span!Dr.ハインリッヒタナからイケダ、ミルクボーイ、ラフ次元、中山女子短期大学の8組。

 

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すべて、baseや5upを卒業して、出戻りしたメンバー。

 

芸歴ではなく、コンビやピンとなってから16年のため、ガチャガチャやジュリエッタ、アーネスト、祗園は残留する。黒帯大喜び

 

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つまり、8月から

最年長はガチャガチャとなる。

 

これまで東京進出等で個々のメンバーによる自発的な卒業はあったものの、芸歴で線引きした卒業は5upよしもと時代の2014年から8年ぶりとなる。

 

当時はNSC28期以上を基準としたが、芸歴基準で考えると同等。

 

今回、この8組が卒業することとなったが、来年以降も16年目以上が引き続き卒業となるかは不明。

 

5up時代は毎年卒業させた結果、客が入らなくなった黒歴史があるため、その可能性は低く、随時検討していくことと考えられる一方で、100組程度所属するメンバーのうち、芸歴10年目以上の極メンバーが卒業組を含めると61組、それ以下の翔メンバーが41組とアンバランスであり、さらに、極には先日昇格した鬼としみちゃむ、苺ちゃんが加わる。

 

極への昇格ペースによっては、毎年卒業あるのでは?

 

卒業はクビか?

多数のレギュラーを抱えるミルクボーイやちょこちょこテレビで見かけるラフ次元、関東も含め多数のライブに出演するDr.ハインリッヒ、ココラボRやどこいこ等の出演や個々の活動のあるspan!に比べると、どうしても残りの4組がクビのように見える。

 

5upのときも、卒業した多数のコンビが東京進出や解散等に至った。

 

過ぎるTVで月収が25000円(10000円くらいだった時期もある)であると暴露していたタナからイケダや、ここ数年、テレビで見かけた記憶のない3組の今後が注目される。

 

吉本としては、将来を担う若手の育成に力を入れるのは当然のことだが、伸び悩む中堅の育成に関しては昔から問題となっている。

 

特に、年々、中堅・若手芸人の平均年齢は高くなっているように思える。

 

年齢を理由に引退する例は昔に比べて少なくなった。

 

代表例として、今年、ジソンシンを解散して元・きみどりの古田と若葉のころを結成した酒井孝太は39歳だ。

本人曰く、54まで漫才劇場に残れる。

※今回のような卒業を基準とした場合。

 

M-1が結成10年から15年になったことや、そもそもの時代の変化(下積みに世の中が肝要になっていることなど)から、今後も増加の一途を辿っていくと思われる。

 

そもそも、NSCに入って来る年齢が18が普通で、22だと遅いという感覚が既に過去のもので、20代後半で入って来る者もたくさんいるらしい。

 

一生、夢を追うという選択肢が受け入れられるいい時代になったものだ。

 

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