レッドルーム(@Red_Room_A)です。
6組が卒業し東京進出
2023年3月末をもって、ロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカ、紅しょうが、マルセイユ、シカゴ実業がよしもと漫才劇場を卒業し、東京へ進出する。
2014年12月の設立以降、不定期で東京進出による卒業は行われていたが、今回のようにまとまっては初めて。
全員がNSC35期以上の極メンバーで、さらに、そのほとんどが劇場でかなり仕事をこなしており、マンゲキの勢力図が変化しそうだ。
23年末、水道橋に新たな劇場が設立されることと関係しているのではないかという声もある。
一般的には、若手の劇場に所属する場合、無限大か神保町で一からオーディションを受けてということになるのだが。
特に、東京でのテレビ出演に恵まれてこなかったマルセイユとシカゴ実業の今後が気になる。
シカゴに関しては、ようやくオールザッツで中川ひちゃゆきの「ほそやしきたかじん」が跳ねて定着するところだったのに。
オールザッツで跳ねても売れない事実。
今年も芸歴による卒業はあるか
昨年の7月末をもって、芸歴16年目以上のコンビとピンになってから16年の芸人が8組卒業した。
今年もこれによる卒業はあるのか。
これは「ない」と予想する。
昨年の卒業は
・設立から8年が経過し、降格のない極メンバーが増えたこと
・所属芸人の数は極と翔(NSC36期以下)で合わせて100組であること
・明日のスターを発掘・育成するという劇場の意味合い
以上から、流動性を確保するためのものであると考える。
また、
・ワラbシステムを採用していたbaseよしもとが1軍のワラbメンバーを15組から20組へ増やしたこと
・baseが閉館し、新たに開館した5upよしもとは売れっ子を0軍のゼロメンバーとしたこと
・5up時代は0軍を含め、芸歴制限の卒業を繰り返した結果、客足が遠いのたこと
といった過去の流れも参考になる。
そして、今年も7月に芸歴による卒業を行った場合、該当するのは祇園、十手リンジン、ダブルアート、ツートライブ、令和喜多みな実(ピンの判断はしていない)。
5upの頃みたいに過度に客足が遠のかないだろうか?
昨年を参考にすると、卒業の発表は5月下旬である。
実際に行われるかどうかを確認するには、それまで待たなければならない。
今後のマンゲキ
芸歴制限による卒業が仮になかったとしても、劇場のシステム自体が変更になる可能性を考えたい。
それは、極と翔の線引きだ。
現在、NSC35期以上か以下かで分けられているが、これが移動するということである。
マンゲキが設立された当初の2014年12月は、32期以上と以下だった。
それが、2019年より現在の形となっている。
ただ、これもないだろう。
36期は11組所属しているため、これもまた流動性を妨げることになってしまうからだ。