漫才劇場研究室

毎週水曜12:00~主に漫才劇場(マンゲキ)や前身の5upよしもと・baseよしもとの芸人、その出演番組について語ります。

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ふくらむスクラム!!とかいう番組【オレンジサンセット、ヒカリゴケ、少年少女、ニッチェ、しゃもじ、かまいたち】

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

めちゃイケ・はねるの次

お笑いのスターは8年周期で誕生する説に従って、お笑い冬の時代にも関わらず、やってくれていた。

 

笑いの金メダルこそ終わっていたものの、エンタの神様もレッドカーペットもまだやってる頃で、

ホンマの冬が来るのはもうちょい先。

 

まず、2008年4月から1年間、新しい波16が放送。

 

芸人が1組ずつ順番にネタを披露し、新番組のレギュラーを狙った。

 

銀シャリ、バンビーノ、キンデルダイクとかも出てた。

 

特に、銀シャリは最終選考まで残っており、最終回と新番組の初回に出演している。

 

この番組の視聴率はと言うと、振るわず

山内「誰も見ていない」

 

半年で打ち切りとなるドッキリが行われた後、最後のチャンスとして、1ばんスクラムが始まる。

 

メンバーとその後

オレンジサンセット 解散

ナイナイ、キングコングの後継で、シルエットも同じ。解散や再結成、改名を経て、最終的には完全に解散。現在は岡田が家賃3万7000円の港区男子として、頭角を現しており、レギュラー番組も(YouTubeのチャンネル登録者数が60万人超)。下村は再解散後に引退。

 

ヒカリゴケ 解散

さらばやプリンセス金魚が出るまで、大阪の松竹で最も押されていた若手と言えば、彼ら。2000年代までは吉本とバチバチだったのだが、いつの間にこんなに差がついてしまったのか。テレビ東京の「サキよみ ジャンBANG!」という漫画番組に出ていたのだが、時代が早過ぎた。

 

少年少女 解散

メンバーが順番にレッドカーペットに出て行っている中、一番ハマってたコンビ。トークSPや姉妹番組のレッドシアターにも呼ばれていた。なのに、売れなかった。

 

ニッチェ ブレイク

番組が終わって数年で賞レースに優勝し、いきなり売れた。ブレイクし出した頃にくりぃむの番組でやってたシリー・ポッターっていうドッキリがツボ。ふくらむスクラム内では、近藤がカメラマンに恋をしていたが、1ばんスクラム最終回に彼の姿はなかった。

 

しゃもじ 継続

地道に続けた結果、ビートたけし杯やじわじわチャップリンのチャンピオン大会で優勝したりしているが、ブレイクはしきれていない。諦めるな。また、「ハンジロウ」に改名している。ちなみに、ふくらむスクラムと1ばんスクラムで最もおもしろかったと思ってます。

 

かまいたち 大ブレイク

言わずもがな。KOCに優勝したときは他のメンバーが集まって、お祝いをしてくれたそう。ちなみに、当時から大阪ではそこそこ仕事があったため、番組では飛び入り参加の回もあった。

 

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ロザンのクイズの神様とかいう番組【フースーヤ、セルライトスパ、祗園、パーティーパーティー、ツートライブ、鬼としみちゃむ、オーサカクレオパトラ】

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VS若手芸人

タイトル通り、クイズ番組。

 

若手芸人のロケVTRを見て、出題されるクイズに宇治原が答える。

 

その上で、クイズ自体を「神問」「良問」「愚問」「大バカ問」という4つの札で評価する。

 

2021年1月の番組開始当初は土曜の10:33~11:03(後に3分前倒し)という時間帯もあり

菅「せやねんにもあさパラにも出れてない売れ残りが出る番組」

と、公式が言ってしまうほどであったが、2023年4月~は日曜の8:30という異常に早い時間帯に異動した。

 

同時にタイトルが「ロザンのクイズの神様・超」(読みはドラゴンボールと同じく、スーパー)となった。

 

また、気持ちはこの頃からなのだが、ロケ芸人が2組から1組(現在も回によっては2組)に減らされている。

 

ロケ出演者のラインナップは番組独自の基準があるようで、

5GAPを忘れた頃に登場させ、定期的に使う

・早くからフースーヤを採用し、過酷なスポーツロケを行わせる

セルライトスパをコンビで呼ぶが、肥後だけくさす

・キザキッスの下の名前に注目し、ついに本人が「お待たせしました。木崎太郎です」と言うようになる

・パーティーパーティーを頻繁に呼び、ひらかわもめっちゃ褒める(呼びはするが、ゲーセンで自腹を切らせたりと優しくはない)

ツートライブ周平魂の遅延行為をみんなでニコニコしながら見る

・まだM-1の準決勝に進出していなかった(というか、グランドバトルをようやく勝ち上がった)頃の鬼としみちゃむを使う

・なんかオーサカクレオパトラだけ、やたらと出番多ない?

 

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VS番組

しかし、それだけで終わる番組ではない。

 

主に、ロケ芸人が1組になってからだが、番組冒頭(場合によっては終盤も)で宇治原が別次元のクイズ(いわゆる究極の空気読み)で試されることになるのだ。

 

以下、その例

・パネルに現れたテーマを選択すると、番組が選んでほしいやつ以外はその度に消える

・宇治原を上手呼ばわりするかみっきーなる謎の鼠が現れ、自分語りを聞かされた挙句、気に入らないことがあるとすぐに罵倒される

・宇治原の行動次第でスタッフのネガティブな心の声がスタジオで再生される

・全力モノマネを振られる(サンシャイン池崎など)

・菅の答えはどれかを選ぶクイズが出題され、ハズレのうち、1人は肥後

 

予算の都合で芸人の数が減らされるとファンとしては損でしかないのだが、この番組だけは例外としたい。

 

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おいでやす小田とかいう芸人

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約10年

モンスターエンジン・西森の元相方(コンビ名:蛇腹)。

 

2018年5月、東京進出に伴い、よしもと漫才劇場を卒業。

 

NSCを卒業するとほぼ自動的に吉本所属になるのだが、仕事を得るには劇場に所属しなければならない。

 

この約10年は彼が劇場入りに費やした年月である。

 

当時は5upよしもとという劇場であったが、その前のbaseよしもと時代の末期で言えば、見取り図や吉田たちコマンダンテガスマスクガールが3年目で1軍まで上がってきていた。

 

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※2軍を含めれば、ダブルアートツートライブカバと爆ノ介が2年目で所属している。

 

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彼らの早さもあるが、10年は当時、珍しかった。

 

現在は5upよしもとの後継である漫才劇場の高齢化もあり、珍しくなくなっているが(例:スナフキンズ・松永ボディ、マイスイートメモリーズ・花谷、茜250cc・善家、牛ペペ・ゆたか、ナナ・大二など)。

 

R-1で5年連続決勝進出するも、なかなかブレイクすることができていなかった。

 

彼が売れるきっかけとなったのは2019年、R-1が芸歴10年以下に制限されることが発表された後のM-1準優勝である。

 

つまり、売れるためにさらに9年を費やしたことになる。

 

小田とテレビ大阪

しかし、そんな彼に以前から目をつけていた放送局(というか番組)があった。

 

それが吉本超合金Aとその実質的な後続の名門!モウカリマッカー学園である。

 

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特に、超合金のストーカーぶりは凄まじく、放送中に東京へ進出することになるのだが

仕事先の沖縄で襲撃を行ったことがある。

 

以下、超合金で小田が受けた悪行の一例

・上本町に住んでおり、中崎町でバイトをしていることをバラされる

・う〇こを踏んだ後の靴でケツを蹴られる

・熱々の水鉄砲を四方八方からかけられる(数回あり)

・東京進出回を追悼番組風に行われる

・その追悼番組で「おい!」と言う度に1000円没収される

・最高月収23万円を自ら暴露させられた後、先に言わされたゆりやんにフリに使うなと言われる

・メガネを破壊された挙句、う〇こを塗られる

 

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漫才劇場から11組が卒業の件【さや香、ビスケットブラザーズ、滝音、kento fukaya、今井らいぱち、生ファラオ、ソマオ・ミートボール、鉄人小町、ヘンダーソン、田津原理音、九条ジョー】

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今年も多数が東京へ

2024年3月末をもって、さや香ビスケットブラザーズ滝音、kento fukaya、今井らいぱち、生ファラオ、ソマオ・ミートボール、鉄人小町、ヘンダーソン、田津原理音、九条ジョーの11組がよしもと漫才劇場を卒業し、東京へ進出する。

 

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昨年より、1組が増加し、ピン芸人が特に増えた。

 

ロングコートダディを除いた前回の進出組が無限大で1軍として活躍しており、そのうち、唯一の2軍スタートだったシカゴ実業も直後の入れ替え戦で昇格してることなどから、進出後の受け皿が明確になった点が大きいと思う。

 

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ちょっと前までは東京進出と言えば、受け皿などなく、決死の覚悟が求められた。

 

例:天竺鼠クロスバー直撃など

 

しかし、若手の劇場が高齢化した結果、卒業後も東京の劇場に所属するという選択肢が生まれた。

 

東京行きのハードルが低くなり、大阪側の劇場で新陳代謝が起きやすくなったように思われる。

 

わざわざ、芸歴のラインを変えてまで、極メンバーを増やしたのはこういうこともあるからなのかもしれない(どうせ、増えても抜ける)。

 

一方で、前回組と様子見をしていたであろう今回組で、卒業ラッシュは一旦、終わりになるかもしれない。

 

卒業こそあれど、毎年、数組程度に収まるのではないかと予想する。

 

特別な理由がなければ、今年、行ってしまうはずやし。

 

が、他も行きそうなんよなぁ。

 

大阪残留を強く示していたビスブラも行ってるし。

 

ただ、調子ええ組が全部東京に行って、大阪がスッカラカンになることはないと思われる。

 

また、たくさん抜けているため、芸歴による劇場側からの卒業もしばらくはないだろう。

 

大阪は枠が少な過ぎる

さや香ですら、「せやねん!」、「newsおかえり」、「違和感ヤバない!?」しかレギュラーを持てていないほど、大阪の番組枠は少ない。

 

ゴールデン帯は東京キー局中心で、芸人は増える一方である。

 

大阪の売れっ子若手芸人と言えば、7本くらいのレギュラーを抱えていたものである。

 

例:ジャルジャルモンスターエンジン、スマイル、銀シャリかまいたち、アキナ

 

いいように言えば、少ないパイを分け合うことで、少しずつ出れているのだが。

 

それに、昔よりは明らかに若手も食えるようになってきてるし。

 

かと言って、東京も比較的多いに過ぎない。

 

配信などを含めても、現状に無理があるような気がする。

 

おもしろくて、人気のある芸人が増え過ぎて、レギュラー番組たくさんの売れっ子は東京でのかまいたちが最後になるのかもしれない。

レッドカーダ!とかいう番組Ⅴ【モンスターエンジン、天竺鼠、スマイル、かまいたち】

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

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小学生を笑わせろ!最終決戦バトル

見届け人は引き続き、メッセンジャー・あいはら。

 

50人の小学生にネタを披露し、おもしろいと思ったコンビ(全組に投票も可)に投票してもらう。

 

5票を1ポイントと換算し、ここまでの合計ポイントで最下位がレギュラー降板となる。

 

まずは校内を散策し、ネタの参考にする。

 

あいはら「先生の口癖とかあるん?」

小学生「静かにしなさい」

西森「それは君らがせえへんからやろ」

 

ネタ順はポイントの低いコンビから、スマイル、天竺鼠モンスターエンジンの順番。

 

スマイルは真剣白刃取りのネタで爆笑をかっさらい、逆転の兆しが見える。

 

続く、天竺鼠は怪獣(瀬下)と戦うなすび(川原)のネタ。

川原「あ!千堂あきほさんだ!」

 

最後のモンスターエンジンは神々のネタだが、

西森が服を脱ぐとパンツ一丁。

 

西森「コントの用意忘れたんだよぉ…」

 

西森「(腰を回しながら)静かにしなさい」

 

ネタ披露後

大林「(あれ以降)ほぼ無音」

 

結局、天竺もモンエンも出てきたときが一番ウケていた。

 

投票を終え、開票作業に入る。

 

司会「スマイル一票」

小学生「イェーイ!」

 

司会「モンスターエンジン一票」

小学生「えー!?」

大林「モンスターエンジンに票が入っている!?」

 

ちなみに、クローズアップされていなかったが、天竺鼠はほとんど票が入っていなかった。

 

ついに、結果発表。

 

スマイルにはほぼ満票が入ったが、それ以前の差が大き過ぎたこともあり、レギュラー降板を回避することができず。

 

瀬戸「これ(西森の腰回し)に負けた」

 

番組の最後に次のレギュラーメンバーとして、かまいたちが発表された。

 

今回はモザイクなし。

 

屋上ローションカーリング

テレビ大阪の屋上に用意された特設セットでローションまみれの相方を押して、カーリングを行う。

 

近ければ近いほど勝利しやすいが、特定のラインを超えた場合、熱湯に落ちてアウト。

 

山内「(モンエンと天竺で)組むのとかやめてな」

 

開始前、見届け人のヤナギブソンがアシスタントにローションを触らせて、顔の横に持ってこさせる暴走を起こす。

 

初登場のかまいたちがいきなり1位となり、波乱の第3ステージが始まった。

 

前回のネタバトルでギリギリ降板となったスマイルほどではないが、このステージも最後にはドラマが待っていた。

 

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