レッドルーム(@Red_Room_A)です。
昔から多い
現在、一般的に全国規模の賞レースとして認知されているものには、M-1、キングオブコント、R-1グランプリ、THE Wがあり、THE SECONDもこれに加わっていくことになると思うが、
なんか多ない?
続々と増えている気がするが、実は関西では元々から賞レースが多く、
どれがどれか見分けがつかない。
価値の希釈化
もちろん、本人の資質もあるが、全国区の賞レースに優勝すると売れるが、関西ローカルの賞レースでは優勝しても売れないという法則が少なくとも最近まではあった。
特にそれを感じたのが2009年にMBS新世代漫才アワードを優勝したspan!だった。
また、ABCお笑い新人グランプリを優勝したかまいたちも給料が倍々になっていくと聞いていたが、10万に到達しなかったらしい。
全国区の賞レースは数が少なく、希少価値があったから売れたのだ。
ただ、その全国区ですらも賞レースの数が増えてきてしまっている。
これを受けて、西川のりお師匠はM-1をオリンピックのように、4年に1回の開催にすることを提言している。
その代わり
ただし、悪いことばかりではない。
確かに、優勝の価値は昔に比べ、薄まってしまった。
一方で、優勝はしなかったものの、共に決勝で戦ったメンバーにスポットライトが当たるケースが増えている。
1つ目は、決勝進出者たちをゲストに呼ぶ企画の登場だ。
優勝しても、なかなかテレビにハマらず、東京キー局の番組を一周だけして終わってしまう人もいる。
前述したように、バラエティという別種目でやっていく資質が必要なのだ。
漫才=平場ではないため、決勝進出者の中で群を抜いて平場が強い者がいるなら、優勝していなくてもチャンスが回ってくるというものだ。
2つ目は、主によしもとだが、全国区の決勝進出者や関西ローカルの優勝者に与えることのできる劇場出番の数だ。
前述したspan!の頃、関西にはNGK、京橋花月、baseよしもと、無限大ホールOSAKAしかなかった。
現在は、NGK、祗園花月、漫才劇場、森ノ宮漫才劇場、ZAZA HOUSE、ZAZA Pocket’S、YES THEATERと数が増えている。
さらに、劇場のライブを配信したり、配信ライブを行ったりすることで、芸人にお金を稼がせる環境が整っているのだ。その分、芸人も増えたが。
稀に見え隠れする芸人の給料事情を見ていても、明らかに今の若手は稼いでいる。
昔は1軍(baseの頃は15~20組しかいなかった)でも売れてなければ、4万とか。
学園祭シーズンでも8万とかやったのに。
ろくでなしミトリズで、ラニーノーズが50万くらい貰ってると盛山に暴露された時はビビった。