漫才劇場研究室

毎週水曜12:00~お笑いファンが主に漫才劇場(マンゲキ)や前身の5upよしもと・baseよしもとの芸人、その出演番組について語ります。

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もう少し、嫌な奴とかいう番組【ジャルジャル・かまいたち・アキナ】

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

23時台夢の番組

この3組で、しかも23時台でレギュラー番組が始まると聞いてものすごく嬉しかった覚えがある。

 

朝日放送の平日同時間帯はナイトinナイトといって、自社制作の人気番組が放送されており、2021年現在では、「過ぎるTV」・「相席食堂」・「今ちゃんの実は」・「やすとものいたって真剣です」・「ナイトスクープ」が放送されている。

 

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これはかなり期待できそうだと思ったら

半年で打ち切りとなった。

 

番組内容はかなり良かったのに。

 

番組内容

スタジオで嫌な奴に遭遇したお客さんの体験談をVTRと直接本人から聞いてトークをした後、1組がテーマに沿ったコントを披露するという内容。

 

大概、トーク中には

福徳がウザ過ぎて山名が嫌いになる。

という展開がお約束だった。

 

嫌な奴とは、結局は福徳のことである。

 

ジャルジャルがこんなにもイキイキとトークをしている番組も珍しい。

 

番組自体はバラエティということもあって、カチッと決まっているものではなく、プロデューサーが不在となった(という設定)回では、後藤が裏方でメンバーを振り回したりしており、よりコント番組としての色が濃くなっている回も多い。

 

後半はオールロケの回も多く、メンバーの中からランダムに2人が選ばれ、ぶらりロケをした後、知り会った人に即興コントを見てもらうという回も何度かあった。

 

もちろん

福徳&山名も。

 

全員で商店街へロケに出向き、オープニングとともにエンディングを収録し、そこで話された内容をやらなければならないという回もあった。

 

そして、番組のどこかで短編のユニットコントも挿入される。こちらは朝日放送やその周辺でロケが行われた。

 

このユニットコントは、メンバー的にも「レッドシアター」や「ふくらむスクラム」を彷彿とさせる。

 

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最終回では朝日放送の重役という設定のエキストラが3人登場。メンバーが何をしても打ち切りの札を示された。

 

打ち切りと考察

おそらく、視聴率だが、

アキナの番組が短命であるというジンクスに磨きをかけてしまっている。

 

残念なのは、放送が2019年の3月末~9月末という微妙な時期であったこと。

 

お笑い第7世代は登場しており、少しずつ伸びていっている途中で、まだお笑いブームの再興には至っていなかった。

 

追い風としてあったのはかまいたちキングオブコント優勝くらい。

 

かまいたちが本格的に売れ出したのは2019年末のM-1準優勝後。

 

2020年にはジャルジャルキングオブコントを優勝している。

 

今ならもう少し、続いていたに違いない。

 

朝日放送の日曜23時台は実験的な枠でありながらも、結果が出た番組に関してはナイトinナイトへ昇格させることが多いのだが、当番組以降、半年単位でコロコロ入れ替わっている。

 

ナイトinナイトへ昇格したのは、この前の「相席食堂」とこの次に始まった「やすともの恋愛島」であった。

 

ちなみに、現在はより実験的な色が強くなり、1か月単位で番組が変わっている。

 

なんとか復活しないものだろうか。

 

恋愛島の後にスタートした「山里亮太のまさかのバーサーカー」も同じく半年で打ち切りとなったものの、何度か特番で復活している。

 

つまり、この番組だけが異常に不遇な扱いとなっているのだ。

 

もう、なかったことにされたんですか?

 

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