レッドルーム(@Red_Room_A)です。
出演者の選定基準
15組中、上位10組のみがテレビに映れる(ミニコーナーは別)ネタ番組としてスタート。
当時、大阪・難波にあったbaseよしもとの1軍、ワラbメンバー15組が毎週、ネタで競っていた。
人気者なのに出れない
注目すべきは、劇場の1軍のみが出演しているという点である。
3か月に1度、劇場で行われるGRAND-bATTLEワラbでは、1軍と2軍(プチbメンバー:10組)の上位3組の計18組が激突(後番組の炎上base時代には20組+3組の23組に拡大)。
下位3組に入ってしまうと、降格が決定し、鉄筋baseへ出演できなくなってしまう。
これのおもしろいのが、
レギュラー番組を抱えるスマイルやプラスマイナスが降格し、無名の芸人が出演権を得れるというものである。
さらに、降格後の昇格は容易ではなく、スマイルは2軍を半年やった後に1軍へ復帰したが、プラスマイナスが戻ってくることは1度もなかった。
つまり、鉄筋baseはテレビ番組であるにもかかわらず、人気よりも実力を重視していたのである。
後期になると、番組内のネタバトルは消滅し、特に人気のあるコンビが中心のバラエティ番組となるが、それでも、1軍であることが出演の条件であった。
もちろん、1軍で無名の芸人も途中で挟まれるネタの時間に出演することができた。
審査は公正か
ただし、劇場で行われるネタバトルの審査が公正であるかという点を見なければならない。
というのは、ライブで投票用紙を配布し、客票で順位を決めているライブがあり、少なくとも、GRAND-bATTLEワラbやbATTLEワラb(2軍と3軍の入れ替え戦で月1開催、2軍10組と3軍の上位2組が出演)はそれに当てはまっていたからである。
そして、劇場へ足を運ぶのはお笑いファンである。
必然と、おもしろい芸人ではなく、売れてほしい芸人に票が集まる現象が発生する。
劇場こそ違うが、スリムクラブが再ブレイクするきっかけとなったM-1決勝のネタは、劇場の審査で最下位から1つ上の順位であった。
1度、エンタの神様でブレイクしており、さらにイケメンでもない彼らは応援されずらかった。
客はネタを見る前から、用紙に〇をつけていたらしい。
このような問題は現在まで続いており、本当におもしろい芸人が日の目を見にくい状態となっている。
劇場メンバーや上位の成績の芸人に仕事が集中するからだ。
現に、ブレイクを果たした8.6秒バズーカーやコロコロチキチキペッパーズは1軍ではなかった。
おもしろさ以上に、客に気に入られるかが重要となっている。
もちろん、劇場以前に、テレビで売れていくにはその要素も必要だが。