漫才劇場研究室

毎週水曜12:00~お笑いファンが主に漫才劇場(マンゲキ)や前身の5upよしもと・baseよしもとの芸人、その出演番組について語ります。

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2008年上半期の関西お笑い情勢

レッドルーム(@Red_Room_A)です。

 

 

お笑い冬の時代?

前年に朝日放送笑いの金メダル』が終了するなどした当時、フジテレビで放送されていた『新しい波16』ではお笑い冬の時代と表現されていたが、この後を考えると

まだマシ。

 

4月には波16や、同局『爆笑レッドカーペット』のレギュラー放送がスタート、既に同局では『はねるのトびら』がゴールデンに進出しており、日本テレビでは『エンタの神様』が放送されていた。

 

波16にはかまいたちが出演し、翌年『ふくらむスクラム!!』のレギュラーに抜擢される。

 

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レッドカーペットでは、ジャルジャルモンスターエンジン、スマイル、銀シャリかまいたちが出演。

 

モンスターエンジンはゴッドハンド洋一で中笑いを連発し、銀シャリは普段とは異なる鰻が犬が嫌いと言いつつも実は好きというようなネタを披露し、かまいたちチャン・ドンゴン・ゲンをやっていた。

 

同番組の特番で始まった藤崎マーケットのラララライバブルはこの頃には徐々に崩壊へ向かっていく。

 

関西では、関西テレビ『鉄筋base』がスタート。後述のワラbメンバーが出演し、上位10組のみのネタがオンエアされた。

 

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ジャルジャルはこれに加え、NHK『あほやねん!すきやねん!』、ABC『おはよう朝日です』と3本のレギュラー番組がスタートした。

 

新生・baseよしもと

大阪難波の吉本が運営する若手芸人の劇場『baseよしもと』では笑い飯や千鳥が卒業し、ワラbシステムがスタート。

 

1軍の15組と2軍の10組、それ以外というピラミッドだった。

 

当時の1軍にいたのは、ジャルジャルモンスターエンジン、スマイル、銀シャリ天竺鼠かまいたち(当時は鎌鼬)、藤崎マーケットクロスバー直撃、GAG(当時はGAG少年楽団)など。

 

前述の鉄筋baseは1軍しか出れないが、リーダー格扱いのスマイルが途中で降格し、戻って来るのに半年を要した。

 

また、スーパーマラドーナとガクテンソク(当時は学天即)は1軍に昇格している。

 

当時、2軍にいたのはソーセージ(現・アキナ)。

 

NSC

この年に入学したのが、ロングコートダディセルライトスパマイスイートメモリーズ・トランスフォーム福田、シカゴ実業・山本プロ野球、オーサカクレオパトラ・克信、シゲカズです、木尾モデル、ガオ~ちゃんなど。

 

ロコディは前後ろの席で、モンスターハンターの話題で盛り上がり、コンビ結成に至ったという。

あほやねん!すきやねん!とかいう番組【ジャルジャル・スマイル・銀シャリ・ウーマンラッシュアワー・ガクテンソク】

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夕方の帯番組

2008年の3月末にスタートしたNHK大阪放送局の帯番組で、当初は中山功太が月

~金曜まで司会を担当していた。

 

当時はスマイルが月曜、ジャルジャルが火曜レギュラーとして出演。

あのジャルジャルが情報番組出ていた。

 

ネタ職人のイメージがあるジャルジャルが情報番組のレギュラーであったことは、今のファンからは意外なように見えるだろう。

 

ちなみに、彼らがこの番組での初めてのロケが卒業の際に流れたが、1ボケもなかった。

 

アルバイトに挑戦する企画で、たぶん蕎麦屋の出前かなんかだった気がする。

 

スマイルは大学に出向き、生徒の悩みを解決するコーナーを担当していたが、就職する気のない大学生や、美術大学の作品展示会(?)の悩みを製作せずにアドバイザーとしてのみ参加する大学生が相談してくるなど、個性的な人間の宝庫だった。

 

また、番組の最後にお便りを紹介するコーナーがあるのだが、瀬戸が過去に他所で披露してスベった「しゃくれ亭しゃくれ」を要望されるなどしていた。

 

関西テレビ「炎上base」の生放送SPでも懺悔として披露している。

 

この2組は2009年より、曜日を交代して出演。

 

功太は2009年のR-1ぐらんぷりで優勝するが、当番組をはじめ、関西で既に多忙であったため、東京進出は見送ったが、2010年4月のリニューアル前に番組を卒業し、4月より東京に進出した。

 

ちなみに、番組名に「あほ」が入っていることが、問題であると指摘されたことがあるらしい。

 

リニューアル

2010年からは総合司会が廃止され、曜日別に司会が分かれた。

 

ジャルジャルは月曜MCとして、スマイルは火曜レギュラーとして引き続き出演。

前述の炎上baseもそうだが、割とこの時代はジャルジャルが司会を担当している。

 

また、月曜の月1レギュラーとして、ウーマンラッシュアワーが加入し、2012年はウーマンが卒業し、プリマ旦那(現・令和喜多みなみ)が加入している。

 

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プリマ加入後の月曜日は、当時の5upよしもとからファーストメンバーが2組出演し、勝ち抜きのネタバトルを開催した。

 

2013年3月をもって、帯番組としては終了し、土曜朝の番組となったのだが、帯の最終週はこれまでの映像をスタジオメンバーと振り返るだけで、あっさり終わった。

 

週末応援ナビ

移動後は、「週末応援ナビ☆あほやねん!すきやねん!」としてリニューアル。

 

レギュラーメンバーは総入れ替えとなり、銀シャリが抜擢され、学天即(現・ガクテンソク)も月1レギュラーとなった。

 

2014年4月からは110分だった番組枠が70分へ縮小。

 

2015年4月より、「学校再発見バラエティー あほやねん!すきやねん!」となるも、翌年3月末に番組そのものが終了した。

 

が、その後は銀シャリ司会の「じもてぃ愛情マップ みんなすきやねん!」(後に「まちけん参上!」へ変更)がスタートした。

 

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ミルクボーイの伝説少年とかいう番組Ⅱ【ツートライブ・ヒューマン中村・令和喜多みなみ・彗星チークダンス・さや香・ジュリエッタ】

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水掛け論

会議室にレジャーシートを引いて、その上に机と椅子を並べてスタート。

 

いわゆる普通の水掛け論ではなく、議論をしながら、我慢の限界となったら手元のコップを相手にかける

ホンマの水掛け論。

 

司会はヒューマン中村。ゲストはツートライブ

 

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衣装を持って帰るべきか、営業先の弁当は出番の前に食うべきかなどがテーマ。

 

案の定、水の掛け合いとなるが、ピークに達した内海の顔がヤバかった。

 

なお、

司会もうるさいという理由で無事、水をかぶった。

 

議論の最中に出たたかのりのバイト先で働かせてもらって、飯を食わせていただくという意見には目から鱗

 

大川清シリーズ

内海が毎週通う散髪屋のおっちゃん。

 

どうやら、曲を出す度に告知に来る。

 

1回目はゴルフ、2回目はビリヤードで、ミルクボーイを打ち負かせば打ち負かすほど、告知の時間を与えられるが、

毎回、圧勝する。

 

1回目の放送前に内海がゴルフデビューするための買い物回がつるやゴルフを舞台に放送されたが、アホみたいに金を使い、その度に1万円札に天使の輪っかが付いて消えていく演出が良かった。

 

お笑いクイズ企画

若手・中堅・ベテランといったジャンルと点数別の問題で、誰が一番詳しいかを決める。

 

司会は令和喜多みなみ・河野で、パネラーに相方の野村が出ており、長らく優勝が続いていたが、酔いの残る状態で参戦した結果、ついに負けた。

 

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出囃子クイズやシルエットクイズなどの問題が出される。

 

回によっては、冨好さんや彗星チークダンス・木佐などをゲストに迎えた。

 

コンビニ買い物選手権

「先輩に1000円でお菓子買ってきてと言われたら」などのお題に従って、実際にそれぞれが買って来て、中身をみんなで見る企画。

 

これまで、ヒューマン中村さや香・新山もゲストで挑戦した。

 

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毎回、内海が人気がない結果となるが、

新山なる新星がいた。

 

3回やって、3回最下位。

 

ちなみにその日、内海は3回2位だった。

 

たかしちゃんチャレンジ

実は、2人とも「たかし」であるミルクボーイが挑戦するゲーム企画。

 

スーパーマリオドンキーコングをプレイするが、コントローラーを持つ者が画面に背を向け、指示役がその前でジェスチャーゲームの要領で操作させるというもの。

 

たかし繋がりで、ヒューマン中村ジュリエッタ・藤本もゲスト出演している。

 

視聴者には人気なようで、たまたま大晦日の夜にサンテレビで放送されており、Twitterでは「これが一番面白い」や「毎回、これにしてくれ」等、ツイートされていた。

 

内容はと言うと、

ヒューマン中村が足を引っ張る。

 

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黒帯とかいう芸人【大西進・てらうち】

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誰やお前ら

今年の3月にサンテレビバツウケテイナーR」にて、2週連続で放送されたバツウケゴシップ砲なる漫才劇場芸人の暴露大会。

 

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別室で、ほぼ準レギュラーのなにわスワンキース・こじまラテとともにいたのが黒帯。

誰や。

 

ちなみに、その3か月後にはレフェリーとして登場し、てらうちは企画の流れでスベリダンスを披露している。

 

誰でも見れるお笑いの教科書

漫才劇場芸人がYouTubeで苦戦する中、一定の成功を収めているのが「黒帯会議」である。

 

劇場メンバー昇格や仕事を増やすための戦略、芸人の実際、ギャラの仕組み、仲間達の紹介、ファンの出待ちや差し入れなど、今まで意外となかった大阪・吉本、特に漫才劇場の教科書となっている。

 

実際に、彼ら自身で立てた推察に従って行動した結果、仕事や給料が増えており、給料に関しては、これまでずっと2万円前後だったが、15万円前後まで伸びたようだ。

 

お笑いの教科書としてだけでなく、それを使って売れていく様子をリアルタイムで追うことができるチャンネルである。

ええように言うたら。

 

実際はイ〇顔大会を2回開催したり、センリーズ・テコンドー近藤を脱がせた上に謝罪させたり、スナフキンズのネタを本人の前で好き勝手に改悪改良したり、劇場のファンがいらないからと譲ったヒューマン中村のキーホルダーを集めて本人に渡したりと、やりたい放題である。

 

脱竹芸人

そんな彼らは松竹出身の芸人である。

 

大阪は吉本でないとアウェー過ぎるなどの理由から、脱竹。

 

5upよしもとのオーディションを受け続け、ようやく受かるも、その直後に漫才劇場へと引き継がれ、出番がどんどん減っていき、入れ替え戦のグランドバトル(非劇場メンバーが昇格をかけたバトル)だけの月もあったようだ。

 

漫才劇場の売れてない組が、所属しながらも新世界の朝日劇場へ事実上の左遷を食らい、仲間達がどんどん辞めていく中で、単独ライブの集客を成功し、出番が復活。

 

その後は、グランドバトルの順位で出番数が増減するなどから、上位を狙うことになる。

 

現在は60組近くいる極メンバーの中で上位10組に入ることもあり、出番が増えており、黒帯会議の成果もあってか、芸歴9年目以下の翔ライブでも月1回、MCを任されたり、これまでテレビの出演は数えるほどしかなかったが、上述のバツウケテイナーに呼ばれたりと比較的好調なようである。

 

彼らの今後に期待したい。

 

ネタパレではスベってた。

 

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かまいたちの机上の空論城とかいう番組Ⅲ【和牛・ミルクボーイ・滝音・祗園・武者武者・ツートライブ・コウテイ】

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出口シリーズ

同じく、2020年の4月から始まった同局の「和牛の以上、現場からお伝えしました」(前番組、和牛のギュウギュウ学園からの続投)の宣伝も兼ねて和牛が出演。

 

フジテレビ「ホンマでっか!?TV」・「全力!脱力タイムズ」などに出演している犯罪心理学者の出口保行に将来、誰がやらかすかをVTRを見ながら予測した。

 

後日、未公開SPでも放送されたが、現場からお伝えしましたは1年で終了した。

 

なお、若手芸人が現場に出向き調査する様子をVTRで確認するその番組の冒頭では毎回、水田の1ボケから始まるのだが

水田「しましたじゃなくて、しますよね」

 

また、この企画はシリーズとなっており、別の回ではミルクボーイの自宅を観察。

 

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内海が元カノと浮気をしようとしている疑惑まで噴出した。

 

さらに、滝音が出演した回では、一室丸ごと真っ赤に染まった部屋(前の住民がやったことらしい)が放送され、スタジオや視聴者をドン引きさせた。

 

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他にも、祗園・櫻井の何もないで有名な部屋や、武者武者・杉岡のもはや嫁からの愚痴がメインの回など、見どころ多数あり。

 

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24時間ロケシリーズ

初回のみ、達成するまで帰れないという内容だったが、それ以降は番組から出された指令を24時間続けるという内容に変更。

 

初回はツートライブが、SNSで当時流行っていた奇跡の動画を撮影した。

 

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その軌跡の動画とは、家にあるものを並べ、ピンポン玉をバウンドさせながら、最後はコップなどに入れるというもの。

 

各々の自宅でロケが敢行された。

 

24時間企画に変更後は、番組の出す指令に従いながら100のツイートをし、どれかをバズらせることを目指すことが多かった。

 

おいでやすこがとしてブレイクする前のおいでやす小田が行った心霊ロケでは、いわゆるそういう現象が起きる家から出ずに、心霊現象も撮影しつつ、上述の企画を遂行するというもので、

置物が独りでに動き出す瞬間をカメラが捉えている。

 

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このシリーズは次々と売れっ子を輩出しており、ブレイク前の島田珠代も出演している。

 

コウテイVS吉田たかよし

何かを覚える際に体に刺激を走らせれば、記憶力が向上するという説を心療内科医の吉田たかよしがプレゼン。

 

検証ロケをいわゆるカシコの九条とアホの下田のコウテイが行うことになった。

 

九条は普通に勉強し、下田は火綿などをしながら覚えていく。

 

実際にスタジオでテストを行い、両者が競り合いマジ論と認定されただが、吉田に対する下田の怒りは半端ではなく・・・。

 

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